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【2025/2/13】 製作完成に至った。一般的に複数の送信機又は受信機を切り替えた場合、それに付属する信号関連(コード類)も接続し直す必要があり、特に受信機の場合、スピーカーを駆動するアンプも別物となってしまい、差分確認や操作が面倒となる。このような目的を達成するための機器が販売されているものはなく、自作するしかない。今回は送信機・受信機共に4台の切り替えを作成したが、3台でも2台でもの仕様にすれば部品点数は減って簡素となる。 最終状態のブロック図と回路図 ブロック図250213 回路図250213 送信機4台の切り替えは各機器のRF信号をRL2/RL3で切り替えて、リニアアンプの入力端子へ供給する。RF信号以外のコントロール信号(送信状態/受信状態を示すTXB信号や、受信機との制御を行う幾つかの制御信号)はU2/U3のアナログSW(74HC4052)で切り替え、受信機へと供給される。受信機4台の切り替えは送信機からの制御信号をU 5で切り替え、各受信機へと接続される。受信機の音声信号は各機器のラインレベルでの音声信号をU6で切り替え最大6W出力のAF-AMPユニットへ供給する。又、受信機のアンテナ端子には受信状態では屋外のアンテナ信号が、送信時には送信信号をピックアップしたRF信号が供給されるようにRL1/RL4で行っている。 受診時にはAF-AMPのスピーカーから基本的には音声は出ており、送信時にはハウリングを発生させないため、AMPのRL1でスピーカー信号は遮断される、Monitor-SP-SWがONになっていれば強制的にスピーカー接続される、これは送信周波数の確認を行う時にハウリングを発生させたい時にこのSWをON/OFFさせる。 Display操作ユニットはCPU使用しているが、これは各機器が切り替えられている時に1~4の番号では判るが、機器の固有名詞が不明であるためLCD表示するために使用しているもので、切り替え信号はTX用(A/Bの2bit信号)とRX用(A/Bの2bit信号)独立して設けているため、各2bit信号をメカSWで生成し74HC4052へ供給すればCPUは不要。 電源ユニットは±12Vが必要であるが、AF-AMPが無ければ整流出力を7812/7912の3端子でOKであるが、AF-AMPを駆動するとなると、1A3端子では0.6W出力しか得られない、無線信号としては十分であるが6Wとなると電流能力不足で、大きめの制御トランジスタを使用してトラッキング電源をつくる必要がある。 ![]() ![]() ![]() 内部構造 【リモコン機能】 リモコン対応するために、リモコン送信ユニットを作成した。データーフォーマットはNECコードを利用してデバイスとして”UPD6121”を使用。リモコンに関しては別ページでタイトル”リモコンユニットの製作”でアップしています。 【2024/10/4】 プリント基板製作のタイミングを失ったので、ジャノ目基板で製作していく。表示パネルユニットに取り付ける物は完成し、AFアンプは無線機の製作シリーズで作ったAFアンプユニットを利用していく。 ![]() ![]() 残りは、メインユニットを作り上げていく。 以前、2台のエキサイター送信機の切り替えとリニアアンプの制御装置(Control-BOX)を制作しましたが、送信機だけの切り替えで受信機の切り替え機能はなかった。受信機はアクティブ4分配器を通して常に4台の受信は可能であったが、SP/HPは必要とする機器に切り替える必要があった、又、全ての送信機と受信機の同期切り替えも困難であり、今回、新たに送信機/受信機の切り替えが独立して4台まで可能なControl-BOX-Newを製作した。 【現状のControl-BOXの欠点】 ① 送信機2台までしか切り替えることが出来ない。 ② 受信機の切り替えが出来ない。 ③ 切り替えにリレーを使用している場所が多い。 【Conrol-BOX-Newの特長】 ① RF信号の切り替え以外の切り替えは全て電子式にした。 ② 4台の送信機と4台の受信機を単独で切り替えが可能。 ③ 受信機は共通の終段アンプを内蔵しており、HP/SPを切り替える必要はない。 ④ 送信機と受信機間で必要なコントロール信号/トランシーブ信号も同期切り替えする。 ⑤ リニアアンプの状態確認やアクティブON/OFFが本BOX内で制御出来る。 ⑥ リモコン制御出来るように対応。 ⑦ 各機器の固有名詞登録が出来、LCD表示で判り易い。 【概要】 基本的には過去自作した送信機/受信機が運用中に、1回のアクションで即時切り替えを可能とする装置。今までは2台の送信機は1発切り替え出来ていた、受信機はスピーカー回線とヘッドホンジャックの切り替えを必要としていた。今回は受信機もSP/HPはそのままで受信機本体を切り替えるよう対応した。又、送信機/受信機間で必要なコントロール信号も1発で同期切り替え可能。4台の送受信機切り替えをするが、各4台の機器名(固有名詞)を登録することが出来、TX1~TX4とRX1~RX4は下記のように登録して運用する。 TX1=TX-URANUS、TX2=TX-SATURN、TX3=TX-NEPTUNE、TX4=TX-PLUTO RX1=RX-URANUS、RX2=RX-SATURN、RX3=RX-NEPTUNE、RX4=RX-JRC535 表示から具体的に切り替わっている機器が即座に判明出来る。本器をリモート制御するリモコンのイメージ図。 ![]() 現状のブロック図と回路図 ブロック図 回路図220818 フロントパネルのイメージ図 ![]() バックパネルのイメージ図 ![]() |